「公的機関は営業の仕事がないから」のような理由で、公務員や団体職員を志望していませんか?
そうだという方は、「営業」のどういうところがイヤ・苦手なのでしょうか?
もし、
- 嫌がるお客様を無理やり説得し(て商品を買ってもらわ)なければならない
- お客様から心ない・横柄な態度などをとられても、笑顔で対応しなければならない
のようなことだとしたら、窓口業務や税の督促、政治家・議員への説明など、公務員だって営業や接客のような仕事ばかりということになります。
役所の仕事は、民間経営が成り立たない、つまりニーズがない、相手が望んでいるわけではないことが多くを占めています。
その上で、政界・財界・報道が作り上げた公務員批判が20年近く続き、公務員は国民・市民の敵であると植えつけられてしまっているわけです。
さらに団体職員を志望している人だと、「社団法人」「財団法人」という名の組織の求人を探そうとするかもしれません。しかし、これらの中には通常の一般企業と同じようなところもあると聞いたことがあります。収益を得るため営業が欠かせない組織もあるでしょう。
公務員や団体職員の仕事は、営業職よりも「営業」色の濃い仕事もある(公務員や団体職員よりも営業色の薄い営業職もある)かもしれないという認識をもって、これらの職を志望するのがよろしいかと思います。