飲み会が苦手な内向型HSPの主張

内向的・繊細・人見知りであり受動喫煙や飲み会が苦手な人間が、内向型の特徴である「あるべき理想への追求心」・「他人の痛みや弱さに共感できる気持ち」・「どんな相手にも信頼される誠実さ」・「常識の枠にとらわれない自由な発想」といった強みを活かして思ったことを主張するブログです。

内向的な公務員・団体職員に適したカウンセラー

今の社会ですと、内向型やHSP(繊細・敏感・感受性が高い・傷つきやすい人)は、そうでない人に比べて仕事や生活に苦労・ストレスを抱えていることが多いです。

ストレスを解消・発散できればよいのですが、世間で言われている方法は外向型・非HSP向けばかりです。一人になれる場所で落ち着くことができればストレスはたまりませんが、すでに抱えたストレスが解消できるわけではないと感じています。

栓を抜くことができないお風呂に水を入れ続けるような状況ですから、内向型等はストレスがあふれメンタルヘルス不調になりやすい、ということになります。

ストレスによる精神疾患をなくすため、会社や役所ではメンタルヘルス講習やカウンセリング制度を置いており、私はこれまで複数の公的機関で採用され勤務してきましたが、大半でこのような制度がありました。

しかし、以前このブログで「相談できる場があってもそこがふさわしいとは限らない」という話をしたとおり、

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「しくじり先生」高橋名人の授業に学ぶ

5月28日放送の「しくじり先生高橋名人の授業を拝見しました。

 

www.tv-asahi.co.jp

 

何でも「はいはい」と受け入れ、ただの会社員なのに“名人”を名乗りしくじってしまった過去から何でも「はいはい」と聞いている人たちへ自分を見失い、しくじらないための教訓を教えてもらいました。 


と公式サイトのバックナンバーに書かれているとおり、会社に言われるがまま従うばかりでなく時には自分で考えよう、というような教訓を述べられました(これから録画を見る人がいることを想定し、一応表現は変えています。)。

最近の報道(していない新聞やテレビもあるそうですが)を見ると、官庁内でも上に言われるがまま従い、上が世間に知られたくないことをひた隠しにする手助けをしている人達がいるようです。

しかし当ブログでも「社会を悪化させる職務を遂行する義務 」で 書いたとおり、公的機関の職員は自分の信念を曲げてまで「国・都道府県・市町村を悪くする」ことに加担する職務を遂行する義務はなく、むしろ遂行してはいけない義務があると思われます。

 HSP気質を持つ繊細な職員であれば、そのような職務を遂行させられることに心を痛めていることでしょう。

経済産業省の若手職員で構成された「次官・若手プロジェクト」が作成した「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」が「なんとかしないと日本ヤバい」感に満ち溢れた内容となっており、注目を集めているそうです。

nlab.itmedia.co.jp

 

「ヤバい」日本になるよう推し進めている奴らに加担していて本当に良いのですか?あなたはそんなことをするためにその仕事に就いたのですか?

そんなことをし続けてストレスで潰されてしまう前に、一度立ち止まって考えてみてほしいと思います。

他人を蹴落とすことが好まれる社会に対して

私が就職活動中、志望動機によく使っていたのが「自分たちの都合を押し付けるだけでなく、相手や社会とwin-winの関係になるような業務をしたい」といった内容です。

しかし、「win-winの関係」というのが好感触を得られないようです。

最近はそうでない考えも表に出つつありますが、キャリアコンサルタントの人から「会社はお金を稼がなければならないから」といったコメントを受けたように、「自己の目標達成のために他人を蹴落とす必要がある」社会が現状なのだと感じています。

その究極が、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という日本国憲法の基本原理すら否定し、国家が国民を押さえつけるという、民主主義国ではありえない「憲法」に変えようとする動きではないでしょうか。

しかも、「天皇又は摂政及び国務大臣国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」と現行憲法(第99条)で規定されているにもかかわらず、その動きを進めたがっている国務大臣国会議員・その他の公務員(地方議員など)が、です。

(ちなみに、選挙で選ばれた首長や議員の大半〔←裕福な家柄、権力者、経営者〕よりも、公務員試験で選ばれた一般の公務員〔→労働者・サラリーマン〕の方がよっぽど主権たる「国民」に近いのですが、国民に近いはずの一般の公務員は公務員法や自らの置かれた立場上、国民側に立って大きく主張・活動することができないのが残念です。)

このような社会に、争い事が苦手な人、内向的・誠実な人、繊細な人が耐えきれず苦労し続けるのは当然です。

でも、他人を蹴落とすことが好まれる社会に適応しなければならないのか、他人を蹴落とさなくてよい社会を見つける又はつくるのか、蹴落とさなくてはいけない社会からの避難所(オアシス)を求めるのか、・・・。

内向型に優しいと思われる基本原理を掲げた日本国憲法が施行されてちょうど70年となった今、この答えを一緒に探してみませんか?

 

社会に適応しにくい方がむしろ正常なこと

会社や学校など組織での活動だとできないこと・うまくいかないことばかりだという方(内向的な人はそう感じることが多いのでは?)。

この社会では、ある特定の価値観や常識にいかに合わせられるかが重視されています。
「滅私奉公」とか「何事も我慢が大事だ」とか、

そんな社会に適応できる人というのは、もともと自分の適性や価値観とのズレが少なく、我慢できる範疇であるにすぎません。

「十人十色」という四字熟語があるとおり、個性は人それぞれ違います。それを無視して一つの価値観や常識に合わせろと言われても無理があります。

社会に適応しにくいことはむしろ正常なことです。社会に合わせるのではなく、自分に合った社会を見つける方が近道ではないでしょうか。

 

diamond.jp

 

R25 ×「就職できない若者」意外な共通点 ○30代無職「リベンジ就職」の心得

(以前のブログで2013年4月9日に投稿し最も多く読まれていた記事を、一部修正の上再投稿したものです。その後2017年4月28日にR25が閉鎖になったことから、5月3日に再編集をしました。)

かつてR25に掲載されていた「『就職できない若者』意外な共通点」と「30代無職『リベンジ就職』の心得」について。

新卒の人を想定しているのだと思いますが、“「就職できない若者」意外な共通点”では、

就職活動がうまくいかないと、どうしても自身の面接スキルなどに疑いを持つ人が多い。だが、じつは就職できない若者にもっとも足りないのは「行動量」だと黒石さんはいう。 

現在の就職戦線は30社受けてやっと1社の内定が出るといわれる狭き門。にもかかわらず、そこまでの数を受ける前に自信をなくし、挫折してしまう人が多いようです。

とあります。「数撃てば当たる」ということが言いたいように読めます。

しかし、30歳を超えて転職活動で100社以上は応募した中で私が感じたことは、「面接スキル」や「行動量」よりも、「会社の求める人物像(会社に貢献できる人)に合致していない」ということが一番大きいのではないかということです。

ですから、行動量を増やしたところで内定をもらえる確率が上がるとは思えません。

「内定をもらう」ことを目標とするのなら、「会社の求める人物像」になるよう自分を変えること、会社に自分を合わせることが最も確実なのだと思います。

では、内定をもらえるように自分を変えることが必要なのか、というと私は否定的です。

本当に自分を変えられるのであれば別ですが、表面的に合わせるだけだといつかはガタが来ます。

その結果、うつ病適応障害などの精神疾患にかかり、休職や退職をする羽目になってしまうでしょう。

その仕事をすることが本当に自己実現につながるなど情熱を傾けられるのでなければ(「行動量」を出した結果の仕事が情熱を傾けられる仕事とは到底思えない)、転職活動しても全く良い結果が出ず、自分を「社会不適合者」「ダメ人間」と思うようになり、(再就職を焦ってより環境の悪い職場に転職しすぐに辞めて、)・・・の繰り返しになってしまいます。

ここは、自分の理念(と同じ理念)を持って自分らしく前向きな仕事ができること、そして“30代無職「リベンジ就職」の心得”にあるとおり、

「後悔しないためにも、再就職先にこだわり続ける熱意と、それを可能にする環境作りが大切」 

周囲の目を気にしない。金銭面の不安を極力少なくする。そのような環境を整えた上で、自分の意思に即した就職活動を焦らず行うこと。 

 ということが重要なポイントであると強く感じました。