公的機関で働く内向型HSPの主張

飲み会・集団行動は苦手だけど、繊細・敏感で他人の痛みや弱さに共感でき、どんな相手にも信頼される誠実さを持つ内向型・HSP・人見知りな人間が、「国や地域の制度・仕組みを決めるのに、様々な国民・住民の意見が反映され、誰もが利益を享受することができる、優しい(争いのない)社会」を実現するため、公的機関での勤務経験や、「あるべき理想への追求心」・「他人の痛みや弱さに共感できる気持ち」・「常識の枠にとらわれない自由な発想」など内向型の持つ強みを活かして主張します。

役所を変えられるのは内から?外から?

ここ20年ぐらいの間に公務員になった人だと、「役所の『常識』(←悪しき慣習)を自分が変えてやる!」という志を持って公務員を目指し、昔よりも難しくなった公務員試験・採用面接を勝ち取って役所で働いている人が多いと思います。

そのような気持ちで公務員試験に臨んだけれど、公務員になることができなかったという方もいるでしょう。

しかし残念ながら、今のままだと役所の悪しき慣習を内から変えることは無理なのではないかと思います。

役所の全てを知っているわけではないのですが、おそらく下っ端若手職員だと、自分達の組織に対する批判的な意見・提言を伝える機会がほとんどないのではないでしょうか。

私の場合、研修の感想の中で改善した方がよいことを書いたことがあるのですが、途中の段階で書き直しを命じられ、本当に伝えたい先に伝わらなかったという経験があります。

「今は旧態依然であっても、いずれは世代交代する」という意見はありますが、何年も何十年も上から押し付けられれば、自分達の世代になったときには、もう公務員を目指したときのような志は既に薄れてしまい、結局旧態依然のままになってしまうと思われます。

役所に入って5年・10年でもう、働き続けることができればそれでよい、という人もいたように記憶しています。

かと言って、お客さん・一般の人から何度も苦情・批判を受けた経験上、仮に外から役所を変えられたとしても、法律もルールもない、強い者・うるさい者だけが利益を受ける社会になるだけな気がします。本来こういう役割を担うべき議会も、議員になれるような人に偏りが出てしまう選挙制度の下では同様です。

そうすると、既存の制度のままでは、内からも外からも役所を変えることはできないということになってしまいます。

ですが最近は、若手職員を中心とするプロジェクトチームを行政改革の一環として作っている役所や、公務員有志が自発的に集まって研究やイベントなどを行っているという情報を目にするようになりました。

内から役所を変えることが実現できる時代が訪れ始めているのでしょうか。