飲み会が苦手な内向型HSPの主張

内向的・繊細・人見知りであり受動喫煙や飲み会が苦手な人間が、内向型の特徴である「あるべき理想への追求心」・「他人の痛みや弱さに共感できる気持ち」・「どんな相手にも信頼される誠実さ」・「常識の枠にとらわれない自由な発想」といった強みを活かして思ったことを主張するブログです。

人見知り・内向型にとって、公務員は適職なのか?

(2020年7月11日更新)

内向的な性格・適性を持っている人にとって、適職を見つけるのは非常に難しいです(内向型人間に向いている職種が本当にあるのか、実感がわきません。)。

適職診断では、人見知りで内向的な性格の人の適職として「公務員」が挙げられていることがあります。

私は人見知りで内向的な性格が強かったこともあり、公務員なら向いているだろうと思い(適職診断でも公務員が上位でした。)、大学時代は公務員試験の対策にかなりの時間を費やしていました。

しかし、大学卒業後に勤務した窓口官庁の仕事は「接客業」といってよく、じっくりコツコツ型の仕事ではありませんでした(担当業務がじっくりコツコツ型であっても、窓口などのお客様を気にしなければなりませんでした。)。

一方、政策系の部署で働いている人は議員や様々な業界団体との調整・交渉が多いようで、こちらもじっくりコツコツ型が得意な内向型に適しているとは到底思えません。

では内向的な部分が全く活かせないのかというと、そういうことはありません。

例えば、役所の手続にはその根拠となる法律や条例、政省令・規則があります。これからやろうとする手続が根拠規定に反していないかをきちんと調査するのは、内向型の人の方が得意なはずです(逆に根拠規定を気にせず処理をするのは外向型っぽい人が多かった)。

前例主義と批判されることが多い役所の仕事ですが、前例が実は根拠規定に反していたり、前例どおりに処理するのが適切でない場合があったりすることもあります。

疑いの気持ちを持ち慎重になることの多い人見知り・内向型は、行き過ぎた前例主義に対する救世主になれるのではないか、と思っています。

法律・条例に規定された制度自体を変えることは困難ですが、根拠規定の範囲内で改良していくことは容易ですし、私も様々な職場・部署で実践してきました。

人見知り・内向型にとって公務員(や公的な活動をする組織の職員)が適職かどうかは一概には言えないと思いますが、前例・慣習を少しずつ革新するため、人見知り・内向的・繊細な人にどんどん入ってほしいと強く願っています。