飲み会が苦手な内向型HSPの主張

内向的・繊細・人見知りであり受動喫煙や飲み会が苦手な人間が、内向型の特徴である「あるべき理想への追求心」・「他人の痛みや弱さに共感できる気持ち」・「どんな相手にも信頼される誠実さ」・「常識の枠にとらわれない自由な発想」といった強みを活かして思ったことを主張するブログです。

繊細[HSP]な公務員等は結構いそうなのに…

HSP」がメディアで紹介されたからなのかはわかりませんが、最近twitterを見ていると、繊細気質な人が公務員(などの公的な仕事)を辞めたかったり、実際に転職・退職したというツイートが多くなっている気がしています。

また、このブログの「注目記事」で一番上に出ている

という記事が、Google先生で「HSP 公務員」と検索すると上位でヒットするおかげで、訪問数も新規投稿もほとんどないこのブログで毎日10前後のアクセス数を稼いでいます(大半がアクセス直後に離脱しているようですが…)

これは、公務員などの公的な仕事や社会活動をしている(していた・したい)繊細・HSPの人が少なくないということを表しているのではないでしょうか。

  • 間違いを指摘したり、間違いを避けることに長けている
  • とても良心的である
  • 深く集中することができる(周りに気を散らすものがなければ)
  • 慎重さ、正確さ、速さ、小さな違いを見つけることなどが必要とされる仕事が得意だ
  • 自分個人の考えについて思いをめぐらせることが多い
  • 学んだと気づかずに学んでしまっていることがある
  • まわりの人の気分や感情に大きく左右される

(エレイン・N・アーロン『ささいなことにもすぐ「動揺」してしまうあなたへ』ソフトバンク文庫)

という特徴を持つ繊細(HSP)な人は、相手を自分の思い通りに動かしてバリバリ稼ぐよりも、他者を気遣い社会全体の利益を上げていくための公益活動・仕事をすることを考える傾向にあるものと推測します。実際に私も同じような考えで公務員や非営利団体職員を目指し、これらの職に就いていました。

しかし、「全国民の代表」である議員は繊細とは正反対なタイプの人でないと難しく、そんな議員や政府に働きかけるロビー活動もそちらのタイプの方が強い印象があります。庶民や弱者目線に立った主張もありますが、そういう主張が鼻であしらわれたり誹謗中傷されたりしているとここ数年は特に感じます。また、役所などの窓口でも職員等に対して暴力的な発言や行動をとる人が少なくないですし、職員の中にも強引な態度をとる人がいるという話をネット上でも実際にも見聞きします。

こういう人達を日々相手にしていると、繊細な人の多くが公務員などの職を辞めたがっている・辞めているというのは無理もありません。ですがそんな現状は、公務員等からの退職・転職経験のある自分が言うのもなんですが、憂うべきなのだろうと思います。